2011 AUTOBACS SUPER GT Round.8
MOTEGI GT 250KM RACE

2011.10.15 sat, 10.16 sun / Twin Ring Motegi
Race Report : Yuya Sakamoto

　わたくし、坂本祐也は、2011年SUPER GTシリーズへ、昨年に引き続き、Team JLOC（Japan LamborghiniOwner's Club）から、カーナンバー86、JLOC ランボルギーニRG-3のドライバーとして参戦しております。パートナーは過去にGT300クラスシリーズチャンピオンを獲得した実績を持つベテランの青木孝行選手です。

　Team JLOCに加入させていただき、今年で3年目となります。初優勝を目指して、日々精進して取り組んでいく所存でございます。

　今シーズンの参戦にあたり、Team JLOCをはじめ、多くの皆さまのサポートに感謝申し上げます。そして今後とも引き続きご支援、ご指導を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

坂本 祐也 Yuya Sakamoto

チームエントラント名 ： JLOC
車名 ： JLOCランボルギーニRG-3
カーNO. ： 86
ドライバー ： 坂本 祐也 青木 孝行
タイヤ ： YOKOHAMA

予選
　最終戦の舞台となったツインリンクもてぎは、8月に行われたタイヤテストでのセッティングデータもあったため、好結果を期待していた。土曜は朝から降りしきる雨の中、ウェットコンディションで午前のフリー走行を開始。ヨコハマタイヤが持ち込んだ、ニューコンパウンドタイヤとの相性も良く、トラクションを活かすセットアップも進み、電子デバイスが付くFIA‐GT車両勢に継いで、4番手のタイムを記録しセッションを終了した。

　午後の予選もウェットコンディションでの開始となった。基準タイムをクリアするため、まずは坂本からアタック。タイヤのセット数が限られていたため、ハード目のタイヤを装着してのアタックとなったが、グリップ不足に手を焼き、再度ミディアムタイヤで計測。何とか2分6秒台に入れ、基準タイムをクリア。青木選手に代わり、アタックを開始する。しかし、フロントウィンドウの曇りが原因でピットインを余儀なくされ、その後も他車のコースアウトにより赤旗中断。思い通りのアタックが出来ぬまま、最後は自身のコースオフもあり、Q1は13位ながらも、赤旗を出した当該車両により、タイム抹消扱いの最後尾、21番手から決勝をスタートすることになった。

　全てが後手に回り、いい流れに乗ることが出来ずに終わってしまった予選となった。

決勝
　朝のフリー走行では前日と同様、ウェットコンディションに見舞われたが、ここでもトップ6に入りマシンの好調さを確認することが出来た。決勝が始まる頃には雨も上がり、路面もドライコンディションへ。週末を通して初めてのドライでの走行となる。

　スタートは前回のオートポリスに続き坂本が担う。ピットストップまでポジションを出来るだけ上げて、青木選手に代わる作戦だ。

　最後尾スタートから徐々にポジションを上げて行き、ストレートスピードが速いマシンに多少手こずりながらも、オーバーテイクを繰り返しながら、9位まで順位を上げた。そして25周目にピットイン。タイヤを4輪とも交換し、後半戦を青木選手へ託す。ピットストップで一時13位まで落とすものの、ペースを上げ、8位まで挽回し走行を続けた。上位には届かなかったが、第5戦鈴鹿からの4戦連続入賞は目前であった。しかし、残り1周というところで、何とガス欠によってストップ。1周遅れの12位で最終戦を終えた。

　シーズンを通して、中盤戦以降、マシンのポテンシャルも上がり、上位争いに絡みながらも、満足のいくリザルトを残すことが出来ず、非常に悔しいシーズンとなってしまった。11月に開催される特別戦、富士JAFグランプリでは今シーズンの集大成として結果を残したい。