スバルは、5月1日付けでスバル・インプレッサWRX STIシリーズのR4規定ホモロゲーションを取得したと発表した。
適応車種はインプレッサWRX STIとスペックCの2車種。R4規定の主な変更点は軽量化やサスペンションの変更などが挙げられ、キットパーツはSTIのベースチームを通じてユーザーに販売されるという。
インプレッサ用のキットでは、インナーパネルの切削、および左右とリヤのガラスをポリカーボネート化(フロントドアが4mm、その他は3.5mm厚)することで軽量化。また、フロントガラスはヒーターシステムの簡素化に伴い熱線入りのものに変更されている。サスペンションはアッパーマウントを延長することでフロントが+20mm、リヤが+40mmと大きくストロークを延ばした。また、冷却性能向上のためにボンネットにエアアウトレットを2カ所追加している。
以前から国内でR4仕様の開発テストを行なっている新井敏弘は、マシンについて「延長されたストロークでサスペンションがより動くようになり、ピロボールによってハンドリングもかなりシャープになった。限界性能は高まっているので、セットが合うと乗りやすいクルマになるんじゃないかと思う」と述べている。
新井は今週末のIRC第3戦ツール・ド・コルスにR4仕様のインプレッサで挑戦する予定だ。
また、開発を担当したSTIの嶋村誠によると「目標は、現行のグループNよりも1kmあたり1秒速くしたいですね。昨年、英国で行なったテストの結果には十分に手応えを感じています」と言う。
◆適応車種
・スバル・インプレッサWRX STI(GRB)\tFIA公認No.N-5714
・スバル・インプレッサWRX STI spec C(GRB)\tFIA公認No.N-5732
※いずれも5ドア
◆主な変更点
・最低重量規定変更:1350㎏→1300㎏
・車体軽量化:ボンネット、ドア、リヤゲートのインナーパネル等
・ガラスのポリカーボネート化:フロントドア、リヤドア、リヤゲート、リヤクオーター等
・内装品軽量化:ダッシュボード、ヒーターシステムの簡素化等
・サスペンション変更:強度&剛性向上、ストローク延長
・冷却性能向上:ボンネット開口部追加(200㎠×2)
