日本の名レース100選Vol.059 4月10日発売!

'95 F1パシフィックGP
シューマッハーがベネトンで2年連続王座を獲得した一戦

 今年2010年、3年のブランクを経てF1に復帰した7度の世界チャンピオン、ミハエル・シューマッハー。フェラーリでV5を達成しましたが、その前に当時最強を誇ったウィリアムズ・ルノーを破って、ベネトンで一時代を築きました。
 最強のマシンを手に入れるべくウィリアムズに移籍したアイルトン・セナ亡きあと、エースの座を引き継ぐ形となったデイモン・ヒルを2年連続で破り、連覇を遂げたのが今から15年前のこの一戦でした。

 時のF1ブームとバブル経済の余韻が残る時期で、鈴鹿での日本GPに加え、岡山県のTIサーキット英田(現岡山国際サーキット)でパシフィックGPの名称で、1年に2回も日本でF1が開催されていました。
 パシフィックGPはその前年の1994年に初開催され、この年が2年目。秋の鈴鹿に対し、春の開催でしたが、この年の初めに起きた阪神・淡路大震災の影響で、鈴鹿での日本GPの前の週に急遽変更。その変更がタイトル決定の舞台を演出した一方、パシフィックGPの運命を左右することに……。
 
 今回の[今だから語ろう]は、ベネトン、フェラーリ、そしてメルセデスと三たびシューマッハーと組むことになった名参謀、ロス・ブラウン。当時、最強と言われたウィリアムズと同じルノー・エンジンを手に入れたことは、戦いの上で決して有利とは言えなかったこと。タイトル獲得は安泰とは思いつつ、優勝できるとは思っていなかったレースで勝てた要因など、当時の秘話を語っています。あわせて自身のキャリアや今後のプラン、日本へ来た時に楽しみにしている趣味のことなど、その素顔にも迫っています。

 また、急病で欠場したマクラーレンのミカ・ハッキネンの代役としてこの一戦がデビュー戦となったヤン・マグヌッセンに、その顛末から意外な近況を聞いたほか、F1カメラマンの澤田賢志氏によるパシフィックGPの考察も興味深いところです。

 巻頭の[一瞬のフォトアルバム]では、レースの名場面や希少なカットを、誌面を贅沢に使って掲載。グランプリの模様をビジュアルで楽しめるほか、[出走全車総覧]ではエントリーした24人のドライバーとマシンを紹介。当時のレースレポートや公式プログラムの再録・抜粋、詳細なリザルト&データも収録しています。

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