鈴鹿サーキットは1日、インディカー・ドライバーの佐藤琢磨が来週末のF1日本グランプリで「ロータス78」をドライブすることになったと発表した。
琢磨は日本グランプリの決勝前に行われる「レジェンドF1デモンストレーション走行」で、かつての“チーム・ロータス”が走らせた「ロータス78(1977)」をドライブする。
アイルトン・セナ生誕50年を記念するこのイベントでは、セナが初優勝をあげたマシン「ロータス97T」を、彼の甥であるブルーノ・セナ(HRT)が走らせる予定にもなっている。
琢磨が乗るロータス78は、現在のダウンフォースマシンの先駆けとなるグランド・エフェクト・カーとしてF1史にその名を残すマシンだが、先日、このマシンをフォーミュラ・ニッポンおよびスーパーGTで活躍する石浦宏明が準備のためにテストしていた。ちなみに、石浦はその時の感想を「気分はロニー・ピーターソンでした!」とうれしそうに“つぶやいて”いる。
なお、琢磨はこの走行以外にもさまざまなイベントに出席。木曜日から決勝明けの祝日までスケジュールはギッシリ。観戦に行く方は、F1はもちろん、琢磨との時間も楽しんでほしい。