F1第3戦日本GPで見事な優勝を飾ったマックス・フェルスタッペン。しかし、その後の第4戦バーレーンでは6位。第5戦サウジアラビアGPでは2位に終わっている。3連戦はどのような戦いだったのかF1スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーが語る。
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鈴鹿、バーレーン、ジェッダの3連戦は、それぞれがまったく性格の異なるサーキットでのレースであり、フィールドの序列もそれに応じて変化した。まず日本では、現代のF1において総合的な能力が最も高いと評されるドライバーが、その本領を発揮した。マックス・フェルスタッペンが理論的にはありえないこと、つまり最速ではないクルマでレースに勝つという番狂わせを起こしてみせたのだ。
フェルスタッペンは2024年のオーストリア以来となるポールポジションを獲得し、レースではマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの追撃からリードを守りきった。まさしく卓越したパフォーマンスだった。マックスは言う。「この勝利をホンダに手渡すことが、僕にとっては何よりも重要だった。長年にわたって、彼らはチームのためにとても多くのことをしてくれた。レースをリードしながら、絶対にこれを取り逃がしたりしないぞと思っていたんだ」
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