2025年F1第5戦サウジアラビアGPの舞台であるジェッダ・コーニッシュ・サーキットは、鈴鹿やスパ・フランコルシャン・サーキットとは別の意味で、難しいサーキットだ。全開率は約76%とイタリアGPが行われるモンツァに次いで高く、コースのほとんどがバリアに囲まれているためにクラッシュしやすい。
クラッシュを恐れて守りの走りをすると、コーナーが27個もあるため、タイムが伸びない。バリアに囲まれたコースで高速でミスなく攻め続けるという点では、24戦のなかで最も過酷なサーキットというのがジェッダ・コーニッシュ・サーキットの最大の特徴だ。そのため、このサーキットではドライバーの腕の差がほかのサーキット以上に出やすい。