全日本選手権フォーミュラ・ニッポンで2度シリーズチャンピオンに輝き、2026年はスーパーGT GT500クラスに参戦するNISMOの監督を務める松田次生氏が、F1について語る連載企画『松田次生のF1目線』。今回は2026年第8戦オーストリアGPと第9戦イギリスGPを振り返ります。

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 ポイントリーダーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、第7戦バルセロナ・カタルーニャGPに続いてここ2戦も不運が続きました。オーストリアGPでは予選Q3のラストアタック中にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のクラッシュで出されたイエローフラッグの影響を受けてフロントロウを逃しました。ただ、アントネッリと同様にフェルスタッペンの後からアタック入りしていたジョージ・ラッセル(メルセデス)は、最速タイムを更新してポールポジションを獲得しています。

 ラッセルはイエロー区間でアクセルを抜いていたため規則上の過失はありませんでした。ただ、フェルスタッペンがスピンしたターン9でラッセルも同様のスピンを喫していたら、かなり危ういことになっていたでしょう。各車アタック中のタイミングでしたし、即時ダブルイエローにするべきだったのではないかなと。何かが起きてしまってからは遅いですからね。

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