フェラーリの来季ドライバー候補として、新たにレッドブルのマーク・ウエーバーの名前が取り沙汰されている。
フェリペ・マッサの後任としてここ最近は現ルノーのロバート・クビカの名前が頻繁に上がっているが、これについてはルノーを実質的に率いるジニー・キャピタルのジェラルド・ロペスが「クビカを手放すつもりはない」といった趣旨のコメントを発し、このウワサの火消しに走っている。
そうした状況のなかで、今度はマーク・ウエーバーが2011年にイタリアチームに加入するというウワサが持ち上がってきた。33歳のウエーバーは今季、RB6のポテンシャルもあり先週のスペインGPでは独走で今季初勝利を飾るなど力強いパフォーマンスを見せている。
しかし、チームとの契約は今シーズンをもって切れるほか、再契約についてもオファーがあったという話は聞かれていない。母国レースのオーストラリアGPでは、ルイス・ハミルトンに引退を勧められるなど、ウエーバーは来季の動向が注目されるひとりとなっている。
クビカはすでに7月15日が期限といわれるオプション契約にサインしていると見られている。離脱がウワサされるマッサはウエーバーと同じく2010年をもってフェラーリとの契約が終了する。