日曜日のシルバーストン・サーキットは晴天だった土曜日までとは一転、朝から曇天の空模様だ。午前10時30分の時点で気温16℃、路面温度23℃と前日より4〜5℃低くなっている。レーススタート時刻の午後1時から数時間は太陽が顔を出すだろうと言われている一方で、にわか雨が降る確率もあると予想されており、典型的なブリティッシュウェザーに翻弄される可能性も高い。
ピレリのレーシングマネージャー、マリオ・イゾラは「計算上、2ストップのほうが1ストップよりも約2秒レースディスタンスを速く走ることができる」と言うが、これは気温が40℃以上になってミディアムタイヤのデグラデーションが大きい場合。「もし路面温度が低い場合は、1ストップを選択するチームが多いだろう」と予測する。
予選で圧倒的な速さを見せたメルセデス勢、特にポールポジションからスタートする地元イギリスのハミルトンには、ジム・クラーク、ナイジェル・マンセルに続く母国3勝目の期待がかかる。そのせいか、サーキットへの道は日曜日の朝から大渋滞だ。2列目のウイリアムズ勢は「コンストラクターズ選手権で2位を争っているフェラーリとの戦いに集中するレースとなるだろう」と、打倒メルセデスを強調していない。
チームの地元グランプリを迎えたマクラーレンは、予選中にジェンソン・バトンに装着すべきタイヤをフェルナンド・アロンソに使用させたとして予選後に審議されたが、チーム側の連絡ミスということで、ドライバーにペナルティは科せられず、チームが戒告処分を受けるにとどまった。
なお、オーストリアGPで事故に遭ったアロンソのパワーユニット交換に関するFIAの裁定は、いまだ協議中。今回はエンジン交換を行わず、レースへ臨むことになっている。
