昨年までスクーデリア・フェラーリで、ビークル&タイヤインタラクション・デベロップメントとして活躍した浜島裕英。その浜島さんのコラムがF1速報サイトで連載中です。題して、「浜島裕英のグランプリ人事査定」。今回、F1速報サイトでしか読めない第12回コラムの一部をお届けします。

第十二回査定「セバスチャンの怒り」

 ベルギーGP。この1戦からスタート前にクルマがガレージを出ると、ドライバーがスタートに関するアシストをピットから受ける事ができなくなるルールが適用され、ここに注目が集まりました。また、個人的には、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が、夏季休暇前の悪夢のレースから立ち直っているかどうか、という点に興味がありました。

 ロズベルグはFP1とFP2ではトップに立ったものの、FP3とQ1ではルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に先行されました。しかしQ2で何とか挽回し、その勢いでQ3へと望みをつないだのですが、最終的には大差をつけられて敗退してしまいました。(下表参照)

 しかもレースでは、スタートを失敗して大きく出遅れ、ハミルトンを捉える絶好のチャンスである1周目のケメルストレート(オールージュの先の長い直線)での勝負をフイにしてしまいましたね。このサーキットは、メルセデスのパワーユニットのパフォーマンスを十分に活かせる長いストレートがあるので、結果的には2位でフィニッシュ出来たわけですが、そうでなければハンガリーの二の舞になっていたかもしれません。とにかく、今後の彼の奮起に期待したいものです。

ウイリアムズのピットが犯したタイヤの珍事
ロズベルグ・ベッテルに起きたタイヤバースト
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