オーストリアGP木曜の定例会見では時節柄、やはりワールドカップの話題が質問に挙がった。昨晩、チリに0-2で敗れた前回優勝国のスペイン。「どの国に賭けますか?」という質問に、フェルナンド・アロンソは暗い表情のまま、答えた。
「僕は賭けない。どこが勝つか全然わからないし、どのチームにも可能性はあるけど……やっぱり賭けないね。予想は難しいよ」
一方、優勝最有力のブラジルと引き分けて1勝1分けのメキシコ勢は血気盛んな様子。まずはエスティバン・グティエレスが「メキシコは順調な結果を出しているし、誇りを感じるよ。本当に素晴らしい。彼らは本当に苦労してワールドカップに出場することができたし、今も滞りなくプレーして、いい順位にいる。本当にこのまま順調に進むことを祈っているし、最後まで勝利のために戦うことができると思っているよ」と答えれば、同じくメキシコ出身のセルジオ・ペレスも「ワールドカップを楽しんでいるよ。これまでの開幕2ゲーム、メキシコの選手は本当に素晴らしい仕事をした。ブラジルのアウェーになるという逆風の中でも本当にうまく戦った。ベストなポジションさ。次のクロアチア戦がとても重要になるね。願わくは、このまま順調に進んでほしい。彼らは本当に良い仕事をしているし、僕の国の歴史でもベストのワールドカップになると思っているよ」
初戦でイタリアに負けたイギリスのマックス・チルトンは「今晩(のウルグアイ戦)が大きなキーになるね。でも、僕は本気では賭けないよ。僕は賭け事が下手だしね。だけど、(イギリスvs イタリアは)いいゲームだった。僕は誰かに2-1で英国が勝つと話していたんだ。そしたら逆に2-1でイタリアに負けてしまった。もし今日、勝つことができたら、本当に今後のトーナメントに向けていい雰囲気になるだろうね」
一方、すでに2敗してしまったオーストラリアのダニエル・リカルドは……
「昨日は辛い結果だった。オーストラリアは現在、グループで最下位だ。どうしたらいいか分からないけど、なんとか1勝してほしいね。彼らはふたつのゲームで一生懸命にプレーした。たしかに、彼らは負けたけど、昨日は2ゴールを挙げた。彼らはリスクを取って攻めたんだ。そんな積極的に戦った彼らを誇りにしなければならない」
最後は今回の木曜会見で唯一、母国が参戦していないマーカス・エリクソン
「僕も賭けないね。母国のスウェーデンが今回は参戦できなかったけど、次の大会には力強く戻ってくれるはずさ」