元F1ドライバーの片山右京が27日(現地時間26日)、南極大陸最高峰となるビンソンマシフ(4892m)の登頂に成功した。
オフィシャルサイトによれば、右京は今月11日に日本を発ち、各国の登山家と共に18日から本格的な登山を開始。山頂へのアタックを前に悪天候で1週間ほど足止めを食らったものの、天候が回復した26日にガイド2名と最後のアタックに向かい、現地時間の26日14時ごろに無事登頂を果たしたという。
右京は昨年12月、今回のビンソンマシフへの準備として登った富士山で遭難事故に遭い同行者2名が亡くなるという悲劇に見舞われ、その後活動を一時休止していた。
しかし、警察の捜査がすべて終わり、亡くなった遺族の理解も得られたことを受け、今年3月に活動再開を発表。以降はシーズンを通してフジテレビのF1中継で解説を務めるなどしていた。
右京は、今回の登頂で七大陸最高峰7座のうち、5座めの登頂を果たしたことになる。