ブルーノ・セナとパストール・マルドナドは、アブダビGPでブルーフラッグ無視によるペナルティをとられたことに関し、オフィシャルの判断には一貫性がないと批判している。

 アブダビでは、レースリーダーたちをブロックしたことに対して4回のペナルティが出された。セナとマルドナドにはレース中にドライブスルーペナルティが科され、マルドナドはレース後にさらに決勝タイムへの30秒加算のペナルティも受けている。ハイミ・アルグエルスアリにも20秒加算のペナルティが科された。

 16位でフィニッシュしたセナは、ペナルティのせいでいいレースをするチャンスを失ったと述べている。
「ドライブスルーによってレースが完全に台無しになった。すでに戦略を変えることができなかったので、終盤15周はタイヤが残っておらず、とても遅いペースで走ることになった」
「本当にがっかりだ。ドライビングとしてはいいパフォーマンスを見せていたにもかかわらず、ひどい結果に終わった」

 セナは、ペナルティの判断に一貫性がないとして、FIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングとこの件について話したいと述べた。
「一貫性がなかったと思う。もっとずっとひどい行動をとっている人間もいるのに」
「僕はジェンソン(・バトン)をひとつのコーナー、つまりターン7で押さえたと思う。でもひとつのセクターをまるまる押さえ切っているのに、ブルーフラッグを受けなかったドライバーもいるんだ」
「僕らはもっと遅いマシンとともにブルーフラッグを受けた。でも他のマシンを前に出すためにスローダウンすると、5秒失うことになる。これは全くフェアじゃない」
「決定はかなり厳しかったと思う。チャーリーとこれについて話をする必要がある。どっちにしてもジェンソンは次の周にピットに向かったんだ」

 マルドナドも、リーダーたちに道を譲ることで毎回大幅に時間をロスするわけにはいかないと主張している。
「もちろん彼らのことは見えていたよ。でも毎回4秒も失うわけにはいかない」と彼はウイリアムズの公式ポッドキャストにおいて語っている。
「以前は皆平等だったと思う。僕はヴァージン勢やヒスパニア勢を抜く時でさえ、いつも時間をロスしている。それも仕事のうちだ。ポイント争いをしている時には特にね。あの時僕はアルグエルスアリと戦っていた。だから決断は難しかった」
「本当にがっかりしている。彼らがこういう判断をしたのは今年初めてだ。僕としては、完全に誤りだと思う」

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