元F1ドライバーであり元F1チームボスのゲルハルト・ベルガーが、ベルギーGPでマーク・ウエーバーがオー・ルージュでフェルナンド・アロンソをオーバーテイクした行為は「愚か」だったと語った。

 ピットストップ直後のアロンソとウエーバーはオー・ルージュへの飛び込みでサイド・バイ・サイドになったが、ウエーバーが前に出た。ウエーバーはフェラーリを追い抜く際にわずかに接触したと語ったとSPEEDが報じている。

 レース後、レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは「あんなことをするなんて、あの男は本当に度胸があるよ」と語った。
「オー・ルージュへの入り口でアウト側からなんて……。信じられないようなことだ。彼は楽しんだに違いない」
「フェルナンドはプロフェッショナルだった。彼はマークに十分なスペースを残していた」

 アロンソは「マークとはいいバトルをした」と振り返り、ウエーバーとはいつも、互いを尊重し合ったいいバトル、フェアなゲームができると述べている。

 BBCの解説者を務めるデイビッド・クルサードは「あのオーバーテイクには大きな感銘を受けた。非常に巧みで勇敢だった」と語っている。
「ウエーバーは1年以上優勝していないかもしれないが、私はあのオーバーテイクによって彼を永遠に尊敬する」

 しかしベルガーはオーストリアのテレビ局Servus TVに対して、このバトルは1985年の事故を思い出させたと述べた。スポーツカーレースで、オー・ルージュでステファン・ベロフとジャッキー・イクスがバトルし、ベロフのマシンはウォールに激突、彼はこの事故で死亡した。

「マークには称賛の声が相次いでいるが、私はあれは愚かだったと思う」とベルガー。
「ベロフのクラッシュを思うとね……。マークはどっちみち次のストレートでアロンソを抜けたはずだ。全く不必要な行為だった。あそこはF1でも最も危険な場所なんだ」
「あそこでコースオフしたら死ぬだろう」

 ウエーバー自身は、このオーバーテイクは「ものすごく楽しかった」とし、ただし相手がアロンソでなければできなかったと述べている。
「ああいうバトルを楽しめる相手はあまりいない。互いに限界までプッシュできるような相手はね」

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