ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)開幕戦デイトナ24時間でのクラッシュで負傷し、現在はリハビリテーション施設に移送されたメモ・ギドリーが、大きな回復の傾向を示しているようだ。
1月末に開催されたデイトナ24時間の決勝レースで、ゲインスコ/ボブ・スターリングス・レーシングの99号車コルベットDPをドライブしていたギドリーは、レース序盤に大クラッシュを喫し、すぐに病院へ搬送。合計3度の手術を受け、先日、カリフォルニアのサンタローザにあるサンタローザ記念病院のリハビリ施設へと移送された。
ギドリーの容態について、チームボスのボブ・スターリングスは次のように語っている。
「メモと電話で25分間ほど話した。彼の声を聞くことができて嬉しかったし、彼の頭がどれほどさえており、どれほどはっきりと話すことができるかを聞いた」
「(ギドリーの)回復具合には驚いたよ。彼が歩んできたデイトナからの長い道のりを思うとね」
またスターリングスによると、ギドリーの志は高く、「将来に対する彼の態度はかなりポジティブなもの」だったということだ。
ただ、サンタローザ記念病院におけるギドリーのリハビリ計画は、負傷の回復にかかる時間など未確定の要素を含んでいることも影響して、まだ完全には固まっていないという。