25~26日に開催されたユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)開幕戦のデイトナ24時間で発生したクラッシュにより病院へ搬送されていたメモ・ギドリーが、2度目の手術を受けたことが分かった。
ゲインスコ/ボブ・スターリングス・レーシングの99号車コルベットDPをドライブしていたギドリーは、レース開始から3時間が経過しようかというところで、マッテオ・マルセリの駆るリシ・コンペティツォーネの62号車フェラーリ458イタリアと激しくクラッシュ。追突される形となった62号車フェラーリはランオフエリアに弾き飛ばされ、99号車コルベットDPも大破してコース上にストップした。
ギドリーとマルセリは、すぐさま地元のハリファックス医療センターへ搬送。ふたりはともに意識を取り戻したものの、ギドリーはその日のうちに4時間にも渡る左腕と左脚への手術を受けていた。
その後、ゲインスコ/ボブ・スターリングス・レーシングから、ギドリーへの再度の手術の必要性が明かされていたが、現地時間27日夜に、ギドリーは腰の圧迫骨折に関する手術を受けたということだ。
チームによると、ギドリーは現在、鎮静剤が投与された状態で病院の経過観察のもとにあるという。術後の容態の安定が確認された場合、体力を養うため1週間ほど現在の病院で療養した後、カリフォルニア北部のリハビリ施設に移送される見込みだということだ。
なお、ギドリーとともに病院へ搬送されていたマルセリは、25日の一晩は病院の観察下に置かれていたものの、26日には退院したことが明らかになっている。