ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)開幕戦デイトナ24時間でのクラッシュにより入院中のメモ・ギドリーが、3度目の手術を受けたことが分かった。
現地時間1月25~26日に決勝レースが行われたデイトナ24時間では、ゲインスコ/ボブ・スターリングス・レーシングの99号車コルベットDPをドライブしていたギドリーが、レース開始から3時間が経過しようかというところで、マッテオ・マルセリの駆るリシ・コンペティツォーネの62号車フェラーリ458イタリアと激しくクラッシュ。追突される形となった62号車フェラーリはランオフエリアに弾き飛ばされ、99号車コルベットDPも大破してコース上にストップした。
ギドリーとマルセリは、すぐさま地元のハリファックス医療センターへ搬送。ふたりはともに意識を取り戻したものの、ギドリーはその日のうちに左腕と左脚への手術を受け、27日には腰の圧迫骨折に関する手術も受けていた。
2度目の手術の後も病院の観察下に置かれていたギドリーだが、31日に、今度は左かかとの骨折に関する手術を受け、無事成功したということだ。
その後の情報は現在のところ明らかになっていないが、術後の容態の安定が確認された場合、体力を養うため現在の病院で療養した後、カリフォルニア北部のリハビリ施設に移送されるものと見られる。
なお、ギドリーとともに病院へ搬送されていたマルセリは、すでに退院したことが明らかになっている。