イギリスGPを終えた後、ジェンソン・バトンは、今のマクラーレンのマシンのペースは主なライバルたちだけでなく、中団チームと比べても劣っていると語った。
ここ数戦不振に陥っているバトンは、イギリスGP予選ではQ1で敗退、決勝では16番グリッドから10位でフィニッシュした。チームメイトのルイス・ハミルトンも今回は精彩を欠き、予選8位、決勝8位という成績だった。
グリッド後方から戦って順位を上げたバトンは、中団チームの強さを知ったと述べた。
「僕らより速いのはレッドブルとフェラーリだけじゃない。たくさんのマシンが僕らより速い」
「僕らのマシンはフィーリングはそれほど悪くない。でも他のマシンのフィーリングはものすごくいいに違いない。だった彼らの方がずっと速いからね。僕はウイリアムズやザウバーと戦った。それで分かったのは、彼らのマシンがどういうラインをとって走れるかということ、そしてミスをしても切り抜けられるということだ。どうやってそんなことができるのか、理解できない」
「ザウバーは高速コーナーで僕らより速い。ウイリアムズは低速コーナーで僕らより速い。難しいよ。今の僕らには圧倒的な強さを発揮できる場所がどこにもないように思う。ここ(シルバーストン)はそうだと思っていた。高速サーキットで、そこは僕らが得意だと思っていたんだけどね」