HRT F1のブルーノ・セナは、伝説の“セナ”の姓を名乗らずにレース活動をしていたら、セナの名から逃げる臆病者扱いをされていただろうとして、母親の姓を名乗っている理由を語った。

 オーストラリアGP木曜記者会見で、故アイルトン・セナの姉の子であるブルーノに、父親と母親の名字を含めた正式な名前はブルーノ・ラリ、ブルーノ・ラリ・セナ、ブルーノ・セナなどのどれなのかという質問がなされ、ブルーノは、ブラジルでは姓をどのように並べるかという決まりはなく、自分は正式には「ブルーノ・セナ・ラリ」であると答えた。

 これに対しメディアから、“セナ”の名前を使おうと決めたのは自分自身なのだから、メディアがその名前に注目しても仕方がないのではとの問いが投げかけられ、ブルーノはこう答えている。
「それは僕にはどうしようもないことだよ!」とセナ。
「レースのキャリアを“ブルーノ・ラリ”で始めたとしてもムダだった。僕がアイルトンの親戚だってことはすぐに分かってしまうことだからね。そして、そこから逃げようとしている意気地なしだと言われただろう。だから、みんなに“ブルーノ・セナ”と呼んでもらうのが自然なことなのだろうと思った。それ以外にどうしようもなかったよ」

 ブルーノは、セナの名前ではなく自分自身が成し遂げてきた結果によってF1のシートを得たのだと語った。
「もちろん優勝を狙えるようなマシンに乗ってキャリアをスタートできれば最高だっただろうけど、これが僕に訪れたチャンスだ。僕はこの姓のおかげだけでここにいるわけじゃない。短いキャリアの中でスーパーライセンス発行の資格を与えられるだけの結果を出してきた。だから僕は、同じような結果を出した他のドライバーたちと同じように、自分にもここにいる資格はあるのだと思っている」

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