フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、エイドリアン・ニューエイの才能がなくてもフェラーリはF1のトップに返り咲くことができると述べた。
フェラーリは、レッドブルの時代を終わらせるため、革新的なアプローチをしたという来季マシンに高い期待を寄せている。
ディ・モンテゼモロは、レッドブルのチーフテクニカルオフィサー、ニューエイの獲得に関心はあるが、自分のチームを信頼しており、フェラーリの技術者とドライバーがいれば、来年はタイトルが獲れるはずだと語った。
「(ニューエイの引き抜きに)もちろん関心はある。だがこの20年常にベストの技術者、ベストのドライバーを獲得しようとしてきた。それと同じことだ」
「彼が成し遂げてきたことすべてを尊敬している。それはドライバーたちについても同様だ。しかし我々は来年非常にコンペティティブなマシンを用意できると絶対的な自信を持っている。フェラーリのメンバーのことはよく知っている。2000年から今までの間の11年間に我々が何回タイトルを獲ってきたかという事実を過小評価してはいない」
「私はエイドリアン・ニューエイを高く評価しているが、自分のチームの技術者たちに満足しているし、フェルナンド(・アロンソ)という世界で最も優れたドライバーがいることも嬉しく思っている。また、特にシーズン後半、フェリペ(・マッサ)がいい形で巻き返していることにも満足している」
ディ・モンテゼモロは、来年の目標はタイトル獲得であると語った。
「今年は最初から競争力があるマシンを持つことができなかったことを不満に思っている。最後のレースでタイトルを逃すのを見るのはもううんざりだ。これまでそういう場面を見すぎた」
「2008年のフェリペ、去年アブダビでのフェルナンドのことは覚えているはずだ。来年は明確な規則の下、コンペティティブなマシンを用意できることを期待している」