ルーベンス・バリチェロがドイツGP後にチームを批判するコメントを行ったことに関し、サー・フランク・ウイリアムズは、“興奮していただけ”としながらも、“レッドカードもの”であり、二度としてはならないことであると述べた。

 バリチェロは、ドイツGPで一時はトップを走っていながら最終的に6位に終わったのは、チームの戦略のせいだとして、チームを激しく批判した。
「私が見たあれは、レッドカードものだ」とウイリアムズはBBCに対して語った。
「ドライバーがあのようなことを言うのはきわめて珍しいことだ。本当に驚いた。ルーベンスを弁護すると、彼はマシンから降りたばかりで、とても興奮してイライラしていたんじゃないのかな。ほんのひと時、判断力がなくなっていたんだろうね。(自分がロス・ブラウンの立場なら)プライドを抑えて、彼にちょっとした言葉をかけて、考え方を変えるように仕向けるだろう。彼は厳しい叱責を受けるだろうね。彼は非常にいいドライバーではあるが、ああいうことは二度と許されない」
「つまらない内輪もめとはいえないけれど、彼はしかるべきお仕置きを受け、それから再び素晴らしいパフォーマンスを見せて、いい走りをするはずだ。ルーベンスは明日は別人となっていると思う。次のレースの金曜までには丸く収まっているんじゃないかな」

 バリチェロをジョーダン・グランプリ時代に走らせていたエディ・ジョーダンは、今回の彼のコメントには愕然としたと述べている。
「明らかに何か問題がある。おそらく彼は、来年のシートがないことを知っているのだろう。そうだとすると残念な状況だ。しかし彼はテレビであんなことを言うべきではなかった。絶対にだ」

 ブラウンGPのリザーブドライバー、アンソニー・デイビッドソンは、バリチェロは過去にフェラーリでナンバー2を務めた時の記憶から、被害妄想に取り付かれているのだと述べた。
「ドライバーがかなりイライラしている兆候だと思う。彼は今年チームメイトが何度も勝っているのを見てきたわけだし、少し被害妄想も出てきているのかもしれない。彼は以前フェラーリで同じようなことを経験しているんだ。ある意味セカンドドライバーとしての役割を果たさなければならなかった。同じことが再び彼の身に起こり始めたわけだ」
「今日起こったことは、彼がコントロールするのは不可能なことであり、チームがコントロールすることも不可能なことだった。各チームのフュエルリグはいろいろなメーカーが作っていて、ウイリアムズでもニコ(・ロズベルグ)がファーストスティントでトラブルに見舞われたはずだよ。よくあることなんだ。フェアじゃないし、不運だけれどね。ルーベンスは激しいラテン気質で、時々短気を起こす。あれはちょっと言い過ぎたと思うな」

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