ザウバーの小林可夢偉は、前戦カナダGPでチームメイトのセルジオ・ペレスが1回ストップで表彰台をつかんだことに関し、ペレスはいい走りをしたのは確かだが、トラフィックに遭わずに済んだのも有利だったと語った。
カナダGPでペレスは15番グリッドからのスタートとなったものの、タイヤ1回交換の戦略をうまく機能させ、3位表彰台を獲得した。可夢偉は11番グリッドから2ストップ戦略の予定で走ったが、途中で1回ストップに変更、しかし渋滞に阻まれ、結果は9位だった。
ヨーロッパGPを前にした木曜記者会見において、ペレスの1回ストップについて聞かれ、可夢偉は次のように語った。
「前回のレースではセルジオはタイヤマネジメントをとてもうまくやったと思う。でも今シーズンここまでを見る限り、前が空いた状態で走ることがとても重要なんだ。トラフィックの中で走ると当然タイヤは傷む。タイヤマネジメントだけの問題ではなく、目の前が空いている状態でなければならない。ドライビングだけの問題ではなく、状況も関係しているんだ。タイヤとドライビングだけとは言いづらい。すべての条件が一緒になった結果だ」
「確かに前回のレースでセルジオは素晴らしいレースをした。でも彼は、トラフィックに遭わずに走れた時間がとても長かったのも事実だ。それがタイヤをうまく管理して走るためのカギなんだ。それに、前回のレースでは、皆が2回ストップを予想していたけれど、実際には1回ストップの方が速かった。大勢がつながって走っているから、オーバーテイクをするのも簡単じゃない。前回のレースでは予測を誤ったということだ。僕はレース中に戦略を変更しなければならず、それでかなり苦労した」
「でもチームは素晴らしい仕事をしていいパフォーマンスを発揮したと思う。彼らはとてもいいアドバイスをくれたし、マシンはさらに一歩向上した。ここの温度の関係で、タイヤについてはもっと理解を深める必要がある。簡単なことじゃないけど、経験を使って解決できると思う」
ザウバーのマシンはバレンシアのコースに合っていると思うかという質問に対し、「ここは全く問題ないと思う」と可夢偉は答えている。
「ここの路面温度でタイヤをうまく機能させることに集中するだけでいい。ここは温度がとても高いんだ。マシン自体はこのコースでは問題ないよ。ただ、この温度でどういうパフォーマンスを見せるかを予想するのは難しい」
