マクラーレンのスポーティングディレクター、サム・マイケルは、メルセデスとのパートナーシップは終わりに近づいているため、両者の関係が次第に弱まっていくことは避けられないだろうと語った。また、ホンダと提携する最初のシーズンにどれぐらいのパフォーマンスを発揮できるか、まだ予想はできないとも述べている。
マクラーレンは2015年に向けてホンダとパワーユニット供給に関する契約を結んだ。現在のエンジンサプライヤー、メルセデスとは1995年から提携関係にあり、多くの成功を収めてきた。しかし来季末で契約が終了することは今後の関係に影響を及ぼすだろう、とマイケルは考えている。
「関係が終わる時、それがエンジンパートナーとの関係であれ別の関係であれ、それが始まった時点、あるいは契約の最中ほど生産的ではない部分が出てくる」とマイケル。
「我々は長期にわたる関係を築いてきた。メルセデスは我々のことを非常によく知っており、我々もメルセデスのスタッフを知っている」
「我々と彼らは非常に近い関係だったから、メルセデスにとって今回のことは大きな驚きではなかった。彼らはこうなる可能性があることに気づいていた」
マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ホンダと再び組むことは大きな成功を収めるためのカギであると述べた。
しかしホンダとの最初のシーズンに関してはマイケルは慎重に考えている。
1年目にどれだけ競争力を発揮できるかと思うかと聞かれたマイケルは、「分からない」と答えた。
「我々がどの位置に来るのか予想するのはまだあまりに早すぎる」
「あまり高いハードルを設定せず、それを超えることを目指す」