ザウバーF1チームは、マシンをほんの少し改善できれば再び表彰台を獲得できるだけのパフォーマンスを発揮できると示唆した。
ザウバーは、第2戦マレーシアGPではセルジオ・ペレスが2位でフィニッシュ、中国GPでは小林可夢偉が3番グリッドを獲得し、好調なシーズンスタートを切ったが、第4戦バーレーンではノーポイントに終わった。
しかしチーフデザイナーのマット・モリスは、C31はコンペティティブなマシンであり、今後好結果を望めると述べた。
「マレーシアがまぐれだとは思っていない」とモリス。
「このマシンは速い。序盤4戦が4人のウイナーを生み出したことから分かるように、今年は非常に接戦だ」
「マレーシアとバーレーンで我々の力はかなり変わったように見えるだろうが、実際には差は非常に小さい。それでも表彰台獲得とノーポイントの差になりうるのだ」
ザウバーは現在ランキング6位、7位のウイリアムズとは13ポイント差、8位のフォース・インディアとは14ポイント差となっている。
「非常に接戦なので周囲のチームに注目する必要がある」とモリスは述べている。
「ウイリアムズとフォース・インディアはたくさんのポイントを稼ぎつつあり、再び接近してきている」
「一時は彼らに対して30ポイントのマージンを築いていたが、その差が大きく縮まった。彼らの動きに注目していかなければならない」