ミハエル・シューマッハーのチームメイトを務めた経験を持つマーティン・ブランドルは、彼が2010年に苦労したのは、フェラーリ時代のような完全ナンバー1待遇を受けられなかったからだとの考えを述べた。

「彼の復帰を尊重している」と、現在BBCでF1コメンテーターを務めるブランドルが、オートスポーツ・インターナショナルショーでコメントした。
「彼にはそのチャンスがあり、彼自身がそれを望んだのだ。正しいとか間違っているとかの問題ではない。皆この件について批判的すぎる」
「ミハエルが犯したミスは、シーズンスタートの前に、『僕は世界タイトルを獲得するためだけにここにいる』と語ったことだ。彼は自分自身でハードルを高くしすぎた。彼はこう言うべきだった。『若手ドライバーたちがいるが、ベストを尽くすよ。僕がどこまでやれるか見てみよう。何度か優勝できるよう、ニコ(・ロズベルグ)とチームのサポートをするつもりだ』。そう言っていたら、彼は違う方向から取り組むことができただろう」

 1992年にベネトンでシューマッハーのチームメイトを務めたブランドルは、シューマッハーが直面した一番の問題は、フェラーリ時代のような明確なナンバー1待遇を今は受けていないことだと考えている。
「トランプの札すべてが自分に有利な状態というわけではないことで、彼は苦労しているのだと思う」
「フェラーリ時代には、ベストの人材が彼を取り巻き、サポートしていた。彼がブリヂストンタイヤを開発し、いわゆる“お山の大将”だった。チームメイトは彼を助けるための存在であり、ミハエルの時間を節約するために、タイヤのチェックをするよう命じられることもしょちゅうあった」
「ミハエルはあらゆるアドバンテージを手にしていた。だがそれはとても利口なことだ。私だって可能ならそうしただろう。ニキ・ラウダ、アラン・プロスト、アイルトン・セナも同じことをした。偉大なるチャンピオンはすべて冷酷なのだ」

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