バーレーンでシーズン前最後のF1合同テストがスタート、初日の27日、ニコ・ロズベルグがメルセデスW05で走行を行った。
ロングランとセットアップ評価、レース手順などを行ったロズベルグは、午後に25周を走行した後、トラブルによりこの日の走行を切り上げた。
ロズベルグは合計89周の中で4番手となる1分36秒624を記録している。
「昼前と午後の走行時間の序盤、マシンに多数の問題が発生し、ニコの作業の進行を妨げた」とエグゼクティブディレクター(テクニカル)のパディ・ロウ。
「最終的に予定より1時間早く走行を終了することになった」
「しかし何がうまくいっていなかったのか、我々は理解しており、夜の間に改めて調査し、明日はもっといい一日を過ごせるよう対策する」
ロズベルグは、メルセデスは他のチームより信頼性が高いかもしれないが、それでも楽な状況ではないと語った。
「2、3周いいラップを走れたけれど、午後になっていくつか信頼性の問題が発生した」とロズベルグ。
「誰に関しても作業が極限のところまできているということだろう」
「僕らは他のいくつかのチームより信頼性が少し高いように思えるが、僕らでさえも極限まで来れば問題が発生する」
「メルボルンに向けてすべてを万全な状態に整えるのは、本当に難しいことなんだ」
「僕は楽観的に考えているけれど、自信があるかと言われたらどうだろう。決勝で走り切らなければ速さがあっても役に立たない」
「すべてをいい状態に持っていく必要がある。僕らはまだそこには至っていない。残りのテストはわずか3日だ。近づきつつあるメルボルンに向けて態勢を整えられることを願っている」
メルセデスは細かい部分の作業に入っており、それによって新たな問題が見つかったとロズベルグは述べた。
「たくさんの新しいものを導入したから、それがうまく機能するまでには時間がかかる」
「今は細かい部分の作業に入っている。それ自体はいいことだけど、そうなると新しい問題が見つかる」
「残念ながら、問題が発生してセッション終了前に走行を切り上げなければならなかったけれど、僕らは正しい方向に進んでいると思う」
「(テスト初日の)暑さはシーズン序盤のレースコンディションに近いものだった。それによって、もっと涼しかったら出なかったような問題が出てきた」
「僕らはスタート地点としてはいい状態にいるけれど、(他のチームに対して)圧倒的に優勢だとは思わない。誰もが問題を抱えていて、僕らもそれは同じなんだ」