マクラーレンのジェンソン・バトンは、ここ数年と異なり今シーズンはレッドブル・レーシングの独走にはならないだろうと予想、それはファンにとっていいことであると語った。
レッドブルは、ルノーのパワーユニットとRB10自体の両方の問題で、プレシーズンテスト中の走行時間を大量に失い、開幕への準備作業を予定どおり進めることができなかった。
3回にわたって行われたプレシーズンテストの中で、レッドブルの走行距離は1711kmと11チーム中9位、バーレーンでの最終テストのタイムに関してはセバスチャン・ベッテルは18位にとどまった。
「レッドブルがトップにいないのはこのスポーツにとっていいことだ」とバトンが語ったとDaily Mailが伝えた。
「そういう考え方は悲しいけれど、彼らが圧倒的に強すぎたのは事実だ」
「レースが活発になり、序列が変わるのは、ファンにとっていいことだ。来週誰が速いのか、誰にも分からないんだ」
マクラーレンMP4-29に関しては、ポテンシャルはあるが、それを完全に引き出すには時間がかかり、序盤戦の目標は確実にポイントを確保していくことだとバトンは述べている。
「MP4-29には大きなポテンシャルがあるけれど、その兆候を明確にするには少し時間が必要だと思う」とバトン。
「まだ望んでいる位置からは遠いので、マシンの進歩を正確に反映したパッケージでメルボルンに臨めるとは思っていない。進歩がはっきり表れるには少し時間がかかるだろう」
「今シーズンは常に開発を続けていかなければならない。以前から明らかにしているように、序盤戦での目標は貴重なポイントをつかむことだ。そして速いペースでパッケージを開発、向上させ、さらなるパフォーマンスを引き出していきたい」