レッドブルRB10はシーズンオフ最後の合同テストでも信頼性を発揮することができなかったが、チームはこのマシンを諦めて新たなマシンを導入することは考えていないと語った。
レッドブルは、ルノーのパワーユニットとマシン自体の両方の問題で、テスト中の走行時間を大量に失い、開幕への準備作業を予定どおり進めることができなかった。
3回にわたって行われたプレシーズンテストの中で、レッドブルの走行距離は1711kmと11チーム中9位、バーレーンでの最終テストのタイムに関してはセバスチャン・ベッテルは18位にとどまった。
レッドブルはヨーロッパラウンドからBスペックのマシンを導入するのではないかとの推測まで持ち上がっているが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはそれを否定した。
「そういう推測がどこから出てくるのか分からない」とホーナーが述べたとSky Sportsが伝えた。
「例年どおりアップデートバージョンのマシンを持ち込むし、毎グランプリ、改良されたパーツを導入する。ヨーロッパラウンドだけでなく、年間通してすべてのグランプリにおいてだ」
「このスポーツには特効薬はない。問題を解決するための方法を実行していくしかないのだ」
RB10は速さの面では期待できそうであるとの評価もなされているが、その速さを発揮できるだけの信頼性を見せられるかどうかに大きな懸念がある。
ベッテルは、RB10は信頼性が高くなく、ペースにも不安があると述べている。