ヨーロッパGPで初めて実戦に投入されるピレリのミディアムタイヤについて、フェリペ・マッサは、初期のハードタイヤのようだったとの感想を語った。
ピレリは第5戦スペインGPで、それまでより耐久性を向上させた進化型ハードコンパウンドを導入した。
「(バレンシアでの)タイヤチョイスは興味深い」とマッサはフェラーリのサイトにおいてコメントしている。
「今季初めてピレリのミディアムコンパウンドをプライムとして走らせるからだ。オプションは僕らがよく知っているソフトコンパウンドだ」
「冬季テストでミディアムを走らせたが、そのときは気温が低かったから、タイヤの挙動は今回とは全く違う。2週間前のモントリオールのフリープラクティスで(ミディアムを)評価する機会があった。でもカナダとバレンシアは路面が全く異なっている」
「この新しいタイヤは、ひと言で言えば、シーズン序盤に使っていた元のピレリハードタイヤにとてもよく似ている。ピレリはこのタイヤを数戦後に変えて、より一層硬くした。このミディアムは最初のハードのような感じだ」
「フェラーリのエンジニアたちは、マシンをタイヤに適応させるために懸命に作業をしてきた。僕らはコンパウンドがよりハードになればなるほど苦労しているからね。今回は、タイヤによりフィットするよう、再び改良型サスペンションをテストする予定だ」