2015 イタリアグランプリ 決勝

ハミルトン、1ストップ戦略で高速のモンツァを制す
トップ10ドライバー全員が、ソフトからミディアムへ繋ぐ1ストップ戦略を採用

2015年9月6日、モンツァ
メルセデスのルイス・ハミルトンが、ソフトからミディアムへ繋ぐ1ストップ戦略でイタリアグランプリをポール・トゥー・ウィンで制し、ドライバーズ選手権でのリードを広げました。メルセデスでの50戦目を優勝で飾ったハミルトンは、全フリー走行セッションで最速タイムを記録し、予選ではポールポジション獲得、決勝ではファステストラップも記録しました。決勝での2位との差は25秒でした。

上位10名は1ストップ戦略を採用し、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ハミルトンと同じ戦略で2位を獲得しました。大半のドライバーが、ソフトタイヤでスタートし、ミディアムへ交換する戦略を採りました。レッドブルのダニエル・リカルドは、ミディアムでスタートしたドライバー中の最上位でした。グリッド降格ペナルティーにより、19番グリッドからスタートしたリカルドは、ミディアムからソフトへ繋ぐ戦略で8位を獲得しました。

フェラーリのキミ・ライコネンは、スタートの出遅れによって最後尾まで順位を落としたものの、ソフト–ミディアムの戦略を使用して5位でフィニッシュする印象的な走りを見せました。

ハミルトンがトップの座を独占した中、2位以下では僅差の戦いが展開され、ポイント獲得圏内の多くの順位がファイナルラップで確定しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「いつも通り、シーズン中で最も熱狂的なファンが醸し出す雰囲気の中、素晴らしいレースが展開されました。まさにモンツァは、Formula Oneの象徴的な舞台です。メルセデスのルイス・ハミルトンは、完璧な戦略に則った模範的な走りで勝利を手にしました。摩耗とデグラデーションが大きいレースであったにも関わらず、1ストップ戦略がデフォルトの選択肢となり、2位以下でも素晴らしい戦いぶりが見られました」

コンパウンド毎のラップタイム上位:
ミディアム
1/フェルスタッペン/1分27秒390
2/サインツ/1分27秒510
3/ハミルトン/1分27秒780

ソフト
1/ハミルトン/1分26秒672
2/ロズベルグ/1分27秒067
3/ベッテル/1分27秒376

最長スティント:
ミディアム/34周(ヒュルケンベルグ、マッサ)
ソフト/28周(ライコネン)

Truth-O-Meter:
我々は、53周のレースで1ストップ戦略が勝利戦略になると予測し、ハミルトンは、我々の予測に沿った戦略を選択しました。我々が予測した最速戦略は、ソフトでスタートし、21周でミディアムへ交換するというものでした。ハミルトンは、26周目にピットストップを行いました。

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