2011年にはF1の13番目のエントリー枠は空席のままにされるとの報道を受け、申請を行ったジャック・ビルヌーブは、FIAからはまだ何の連絡もなく、希望を捨てていないと語った。
来季に向けてFIAは13番目のチームの選考を行い、最終的にはエプシロン・エウスカディとビルヌーブ/デュランゴの2チームに絞られたものの、技術面と財政面の両方において十分な条件を満たしているチームはないとの判断が下されたと報じられた。しかし火曜午後、ビルヌーブはまだ希望を持っていると語ったと、Motorsport.comが伝えた。
「FIAからはまだ何の知らせもない。ポジティブなニュースもネガティブなニュースもね」とビルヌーブはカナダのRue Frontenac誌にコメントしたという。
「僕に言えるのは、僕らは申請に関する自分たちの仕事ぶりを誇りに思っているということと、FIAが決めたプロセスに従っているということだけだ」
「僕らは向こう3年間の予算を確保しているし、マシンのデザインもうまくいきつつある。フェーズ1が完了に近づいている」
「すでに申請を行った。あとはFIAから承認を得られさえすれば、次の段階に進める」
ビルヌーブは、エントリーを認められながら今季の参戦を取りやめたUSF1のことがあるため、FIAが慎重になるのは理解できるが、自分たちのチームは問題ないと自信を持っている。
「僕らが会合を持った後に、彼らは精査することを望んだ。それで発表が少し遅れているんだろう」
「彼らは今、分析をしている。僕らが知っているのはそれだけだ」
8日に行われる世界モータースポーツ評議会の会合で、新規チームに関する話し合いが行われると言われており、この会合では来季カレンダー、将来のレギュレーションも議題に上がるものと予想されている。