レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーは、ムーバブル・リヤウイング(DRS)が最も効果を発揮するのは次のマレーシアGPであるはずで、ここでうまく機能しなければ他では期待できないと示唆した。
DRSはオーバーテイク促進を狙って今季導入された。ウエーバーは、オーストラリアGPでは期待したような効果を発揮しなかったものの、マレーシアではうまく働くはずだと考えている。
「(オーストラリアでは)フェルナンド(・アロンソ)に何度かかなり接近した。だがスタート-フィニッシュのコーナーの性格が問題だった。速すぎた。ターン1の入り口は、十分近づいたとしても、前のドライバーは簡単にラインをコントロールし、後ろのドライバーのラインを変えさせることができた」
「でもマレーシアでは全く異なる状況になるだろう。ターン15のエイペックスで十分接近できればね」
「ここでうまく機能しなければ、どこで効果を発揮できるのか分からないよ」
FIAは木曜、マレーシアでのDRSディテクションゾーンとアクティベーションゾーンについて明らかにした。タイム差が1秒以内かどうかをチェックするDRSディテクションゾーンは、最終コーナーの207メートル手前に設定され、DRSを使用できるアクティベーションゾーンは最終コーナーの5メートル後からスタート-フィニッシュストレートの最後までということになった。