ウイリアムズの新車FW33を初めてドライブしたルーベンス・バリチェロは、合同テスト初日のタイムは11番手だったが、各マシンは違う燃料搭載量で走っており、このタイムからチームの序列を予想することはできないと述べた。
ウイリアムズは1日朝にバレンシアでマシンを発表、すぐにバリチェロがシェイクダウンを行った。
KERSシステムのモーター発電ユニットにトラブルが発生したため、バリチェロは走行時間をロスした。しかしバリチェロは77周を走行でき、チームはトラブルは翌日に向けて解決できると自信を示している。
「たくさんのことを学べた」とバリチェロ。
「FW33は(昨年とは)違うマシンだから、異なるセッティングをする必要があるし、よく理解しなければならない。だから今日はひたすら走りこんだ。マシンバランスはあまりよくなかったけれど、燃料の量から考えて、いいフィーリングを感じるのは難しかっただろう」
バリチェロは13人中11番手で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがマークしたトップタイムから約3.5秒離されていた。しかしバリチェロは、各チームは異なる燃料の量で走っているため、この日のタイムで何かを判断することはできないと語った。
「このマシンは美しい。バックエンドの処理が素晴らしいよ」
「今の時点では、タイムを見ると『かなりひどい』と判断されるかもしれないが、燃料搭載量が大きく違うから判断できないよ。心配はしていない」
「去年、僕は開幕戦の予選でトップ10に入れなかった。でも(シーズン前の)テストのある段階ではタイムシートのトップに立ったこともあったんだ。つまり、燃料の量によって、相当タイムが変わるってことだ。僕はバランスの問題に集中して取り組み、その結果を見てみるよ」