イギリスGPでレッドブル・レーシングがマーク・ウエーバーに対してチームオーダーを発したことに関し、ニキ・ラウダ、デイビッド・クルサード、フラビオ・ブリアトーレは、チームの判断は正しいとの考えを示した。
レース終盤に2位セバスチャン・ベッテルの背後に迫ったマーク・ウエーバーに対し、チームは無線でギャップを維持するよう繰り返し指示したが、ウエーバーはそれを無視し、ベッテルにチャレンジした。結局ウエーバーはオーバーテイクすることができず、3位でフィニッシュした。
元ワールドチャンピオンのラウダは、ドイツのメディアに対して、チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーの判断は正しいと述べたとF1SAが報じている。
「ホーナーが無線で指示した行為は100パーセント理解できる。彼は2台のマシンが心配だったのだ。私はそれは問題ないと思う」
クルサードもラウダと同意見だ。
「多額のスポンサー契約を結んでいるチームが、レース終盤で貴重なポイントを棒に振るリスクを犯すわけがない」と彼はTelegraphの読者に説明している。
ウエーバーのマネジメントを担当するブリアトーレも、レッドブルの行動は正しかったと発言した。
「これがF1の世界だ」とブリアトーレはイタリアのSky Sport 24に対してコメントしている。
「私でも同じことをするだろう。世界選手権を戦っている時には、こういった決断をすべき場合がある。ドライバーは、マシンは自分だけのものではなく、チームには何百人もの人々がいるのだということを理解しなければならない。彼ら(ドライバーたち)はそれを尊重すべきだ」