いよいよ開幕前、最後の合同テストとなるバルセロナF1テスト2回目が始まっています。まずは初日、やっぱり注目が集まったのは……。
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開幕前テスト最終週のバルセロナは、前週のアロンソ事故の余波を受けながらスタート。ロン・デニスが「SNSを中心にいろんな説が飛び交っているが、ここではっきりさせておきたい!」ということで会見を開き大勢のメディアが詰めかけましたが、何を聞いてもリリース発表と同じことを繰り返すばかりで「しょーもな!」「意味ない!」と呆れかえるメディアも数知れず……。
朝9時半前に走り始めたマクラーレン・ホンダ、コースインの瞬間にはメカニックがiPhone片手にスタンバイ。「だってさ、夜中ずっと準備してきて、ようやくコースインだからね!」と苦労の跡がうかがえる、油に汚れたチームウェアを誇らしげに見せてくれました。
急きょドライブすることになったケビン・マグヌッセンが今年初めてテストの現場に姿を見せました。あまりカメラの前には姿を見せたくない様子でしたが、モーターホームではジェンソン・バトンのトレーナーである“マイキー”と一緒にリラックスした様子で過ごしていました。
マクラーレンはハイドロ系トラブルで、この日もたった7周で終了。ガレージ裏では2組のテレビクルーが中継レポートを収録していました。こういうのとは違う意味で注目の存在になってくれるとうれしいんですが……。
ジェンソンも7周では走り足りないので、セッション終了後に開放されたサーキットを走りに出かけていきました。レース本番の体力を維持するためには毎日それなりの運動量を消化しなければなりませんから、クルマで走る代わりに自分の脚で走るというわけです。
フォースインディアの新車は、まだ到着していません。先週ここバルセロナで走った旧型車はガレージの片隅に留め置かれ、お昼休みにはピットウォークのお客さんに向けて公開されていました。ピットウォールもグランプリ本番時とは違い、ガレージ内に設置されたものがそのまま置かれています。
VJM08はテスト2日目にサーキットへ到着して、基本確認が済めばすぐに走り出すことになっています。3日目はニコ・ヒュルケンベルグ、最終日はセルジオ・ペレスという予定になっているものの、2日目の予定は未定。また“大人の事情”でメルセデスのパスカル・ウェーレイン選手の登場でしょうか……?
バルセロナはテストといえども各チーム多数のゲストを招待しており、パドッククラブのようなサービスも展開されています。ドライバーも観戦スイートルームを訪れたりとゲスト対応に借り出されて大忙し。普通は“非番”のドライバーが対応にあたるものですが、ダニール・クビアトなんて今日は走行担当だというのに、お昼休みはこのとおりゲスト対応に追われていました。それでも笑顔でサインをしたりツーショット撮影をしたりと、好青年ぶりをアピール。
クビアトくんがゲスト対応に追われていた頃、マルドナド師匠は今日もピレリのモーターホームで美味しいイタリアンを食べていました(笑)。さすが師匠、コース上でもコース外でも常に我が道を行ってます! 「マクラーレン・ホンダにも、そろそろ我が道を行ってもらいたいぞ」とジェンソンの嘆きが聞こえてきそうな、バルセロナ最終テストの初日でありました。