NASCAR NATIONWIDE SERIES
第13戦 Federated Auto Parts 300
開催日:6月5日
6月5日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第13戦「Federated Auto Parts 300」が米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで開催された。
5日(土)決勝に先立ち午後3時5分から予選が行われた。翌日行われるポコノでのスプリント・カップ・シリーズに出場するため今大会は欠場となったカイル・ブッシュに代わり、ゼッケン18の“トヨタ カムリ"を駆って今季初出場となる若手ドライバー、ブラッド・コールマンが最前列2番手を確保。トレヴァー・バイン、ジェイソン・リフラーが3、4番手で2列目に並び、10台の“トヨタ カムリ"が決勝に進んだ。
午後7時16分に1.333マイルオーバルを225周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
序盤戦はコールマンとバインが2位争いを展開したが、62周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、各車ピットイン。11番手スタートから徐々にポジションを上げてきていたリード・ソーレンソンがこのピットで2位に浮上した。
その後、約20周毎にイエローコーションとなったため、各車戦略の違いで順位が大きく入れ替わり、111周目、この日4度目のイエローコーションからの再スタート時には、ソーレンソンがトップ、バイン、コールマンと“トヨタ カムリ"がトップ3を占めることとなった。
125周目まで首位を守ったソーレンソンだったが、オーバーステア症状に見舞われ、バランスを崩して無念の後退。その直後、127周目には4位で僅差の首位争いを展開していたバインが、第3ターンでクラッシュ。
その後はブレンダン・ゴーアンとソーレンソンが4位を争い、スティーブ・ウォレスとコールマンがトップ10圏内でのバトルとなった。
197周目にこの日8度目のイエローコーションが出されると、各車最後のピットイン。ここで、6位につけていたゴーアンは、ピットアウト時に他車と接触。また、ピットロードでの速度違反ペナルティも科され、大きく後退を余儀なくされてしまった。
202周目に、コールマン4番手、ソーレンソン9番手、S.ウォレス10番手で再スタート。その後、コールマンは激しい4位争いを展開したが、惜しくもポジションを守りきることができず、6位でフィニッシュ。ソーレンソン7位、S.ウォレス8位、コールマン同様、今季初出場となった若手ドライバー、マット・ディベネデットが10位に入り、4台の“トヨタ カムリ"がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第14戦は6月12日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。
ドライバー ブラッド・コールマン:
「多くのことが起きた夜だった。我々の“トヨタ カムリ"は決して綺麗な状態でレースを終えられたわけではなかった。3台並んでのバトルで接触も喫してしまった。そんな中でもトップ5圏内、トップ10圏内を走れたのはいい気分だった。10ヶ月ぶりのレースだったため、危うく(以前乗っていた)20号車のピットに入るところだった。幸運なことに、我々のピットはその2つ先だった。本当に素晴らしい夜だった。次のレースへ向け、非常にわくわくしている。本当にトップ5フィニッシュを果たしたかったし、そのために全力を尽くした。とはいえ、6位という結果には満足している」