NASCAR NATIONWIDE SERIES
第15戦 Bucyrus 200
開催日:6月19日
“トヨタ カムリ”首位を争うも3位フィニッシュ
6月19日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第15戦「Bucyrus 200」が米国中西部ウィスコンシン州エルクハートレイクのロードコース、ロードアメリカで開催された。
ロードアメリカで同シリーズのレースが開催されるのは初めて。1周4.048マイル(約6.5km)はNASCARが行われるコースの中でも最長となる。
今大会はロードコース戦であり、同一週末のスプリント・カップ・シリーズ戦が遠く離れたソノマで行われているため、ロードコーススペシャリストを含め、多くのスポット参戦ドライバーが出場した。
中でも注目を集めたのは元F1世界チャンピオンであり、インディ500勝者、CARTチャンピオンでもあるジャック・ヴィルヌーヴによる“トヨタ カムリ”での久しぶりのNASCAR参戦。ヴィルヌーヴにとって同コースは、1994年にインディカーで初勝利を挙げている記念すべきコースであり、NASCARネイションワイド・シリーズには、2008年と2009年のモントリオール戦以来の出場となる。
18日(金)の2度の公式練習を経て、19日(土)午前9時35分から予選が行われた。公式練習2回目でトップタイムをマークするなど、注目のヴィルヌーヴが予選でも好走を見せ、最前列2番手グリッドを確保。ブラッド・コールマンが4番手、ブレンダン・ゴーアンが6番手、ロードコーススペシャリストのパトリック・ロングが7番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
予選の後、午後2時55分に、14のコーナーを持つ4.048マイルロードコースを50周(202マイル:約325km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
2番手スタートのヴィルヌーヴはポジションを守り、コールマンが好スタートでひとつポジションを上げ、2-3位で序盤戦へ。
レースが折り返しを越えた29周目、ブラインドの第6コーナーで接触した車両に、後続が次々と突っ込み、多重クラッシュが発生。レースは30分余りに渡って赤旗中断となった。
レース再開直後のイエローコーションで、ヴィルヌーヴを含む上位勢はピットに入ったが、異なるピット戦略を採った多くの車両がコース上に残ったため、ヴィルヌーヴは17位で再スタート。再スタート時はコールマンが首位、5番手スタートのゴーアンがすぐにポジションを上げて続き、“トヨタ カムリ”の1-2体制となった。
その後方で、目覚ましい追い上げを見せたのはヴィルヌーヴ。38周目にはコールマンをかわし、この日初めての首位に浮上。3周後にカール・エドワーズ(フォード)にかわされるも、再逆転を狙い、2位でエドワーズを追った。
レースはその後もアクシデントが多発し、47周目、残り3周で再スタート。エドワーズに続く2位にぴたりとつけ、逆転へのプレッシャーをかけたヴィルヌーヴだったが、チェッカーまで後2周となった48周目に突然のスローダウン。痛恨の電装系トラブルで大きくポジションを落とし、1周遅れの25位に終わった。
レースを通してトップ10圏内での走行を続けたゴーアンが、今季自身最高位となる3位でフィニッシュ。好走を見せたコールマンは6位、リフラーが8位、スティーブ・ウォレス9位、トレヴァー・バインが10位に入り、“トヨタ カムリ”は惜しくも勝利を逃したものの、5台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第16戦は6月26日(土)、ニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー ブレンダン・ゴーアン:
「素晴らしいレースだった。このコースは好きだ。16か17の頃、レーシングスクールでここに来て練習したのを思い出す。このコースのことは全て覚えている。優れたドライバーであるロン・フェローズ(シボレー)やジャック・ヴィルヌーヴらと最後に戦うことができ、最高の時間を過ごせた。3位フィニッシュでポイントも得られ、良い一日だった。チームメイトのスティーブ(・ウォレス)も9位に入ったということで、2台が共にトップ10フィニッシュを果たし、チームにとっても今後に繋がるレースになった。ここはブレーキに非常に厳しいコースだが、スタッフが素晴らしい“トヨタ カムリ”を用意してくれたおかげで、全く問題なかった」
