【トヨタモータースポーツニュース】TDPレポート（11月8日号） 平手晃平のレクサスSC430号車が5位

TDP（トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム）レポート 【11月8日号】

SUPER GT第9戦もてぎ　平手晃平のレクサスSC430号車が5位
井口卓人／国本雄資組カローラアクシオGTもクラス5位フィニッシュ

SUPER GT\t※一部内容は11月8日付SUPER GTのリリースと重複しています
　11月7日（土）、8日（日）の両日、SUPER GTの2009年最終戦となる第9戦が栃木県のツインリンクもてぎで開催された。今シーズンの同シリーズには、GT500クラスに石浦宏明、大嶋和也、平手晃平、GT300クラスには井口卓人と国本雄資の、5人のTDPドライバーが参戦している。

　7日（土）午前中の公式練習を経て、午後12時50分から予選1回目が開始。石浦／大嶋組のKRAFT SC430 35号車は、石浦が3番手の好タイムをマークしたが、その後トラブルに見舞われ、修復作業を余儀なくされてしまった。セッション終了直前までになんとか修復を終え、大嶋がコースインしたが、僅か一周しか走行できなかった大嶋は規定タイムを上回ることが出来ず、予選通過ならず。14番手スタートとなってしまった。

　一方、平手がアンドレ・クートと組んでドライブするDUNLOP SARD SC430 39号車は、平手が担当した第1セッションを9番手で通過。第2セッションでは、クートがトップタイムをマークした。しかし、決勝のスタート用タイヤを使用しなくてはならない第3セッションでは、タイムを伸ばすことが出来ず、8番手グリッドとなった。

　GT300クラスで井口／国本組が駆るCOROLLA Axio apr GT 74号車は、第1セッションを国本が担当し、 10番手で通過。第2セッションは井口が速さを見せ、3番手タイムをマーク。第3セッションでも、国本が若干ミスを犯しながらも5番手の好グリッドを獲得した。

　8日（日）決勝レースを前に、午前8時45分から行われたフリー走行では、夜を徹しての作業で修復した 35号車が、作業により若干コースインが遅れたものの、それでもトップタイムをマーク。39号車も3番手につけ、共に決勝での追い上げに期待がかかった。

　午後2時に53周（250km）の決勝レースがスタート。クートが前半を担当した39号車は、5番手争いを繰り広げ、25周目に平手に交代。全車がピットを終えた時点で7位につけた。

　35周目にコース上にオイルが出たためにセーフティカーが導入。6位で再スタートを切った39号車は、終盤他車のスピンによる後退もあり、5位でチェッカーを受けた。

　最後尾14番手スタートとなった35号車は、石浦が前半を担当。一時は7位までポジションを上げ、25周目にピットイン。大嶋に交代し、コースに復帰した時点で12位まで後退。しかし終盤大嶋が追い上げ、9位でフィニッシュした。

　GT300クラスの74号車は、国本がスタートを担当。5番手スタートから、序盤戦はウェッズスポーツIS350 19号車の後方でペースが上げられない状況を強いられたが、14周目に19号車をかわし、4位に浮上。 20周目に後半担当の井口へと交代した。井口は同時にピットインし、タイヤを交換しなかったアップル・ K-one・紫電 2号車に先行され、再び前をふさがれる形となったが、44周目にようやく2号車をパスして5位へと浮上。その後もペースを上げ、JIMGAINER ADVAN F430 11号車と激しい4位争いを展開。一度は前に出たが、その周回で再びかわされ、5位を走行。47周目には、11号車と接触し、スピンを喫したが、ポジションは落とすことなく、5位でチェッカーを受けた。

　これで今シーズンのSUPER GTは全9戦を終了。35号車の石浦／大嶋組は第6戦で初優勝を果たし、9戦中8戦で入賞するなどの活躍で、44ポイントを獲得。ランキング9位に入った。

　39号車の平手は、シーズンを通して苦戦を強いられたものの、ウェットでの難しいレースとなった第5戦で2位表彰台を獲得するなど、GT500クラスデビューイヤーで速さを示し、ランキングは14位となった。

　GT300クラスの井口／国本組は、表彰台こそなかったものの、9戦中7戦とコンスタントに入賞を重ね、長丁場の第6戦では4位入賞。若手コンビによる1年目の参戦ながら、ランキング10位でシーズンを終えた。