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投稿日: 2010.04.03 00:00
更新日: 2018.02.15 19:10

【ポルシェジャパン】ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第1戦 (岡山) 決勝


プレスインフォメーション\t2010年4月03日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第1戦 (岡山) 決勝

 ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第1戦 決勝レースを、2010年4月3日(土) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。

 ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)は、ランチタイムのインターバルを経て、4月3日に開幕戦の決勝レースを迎えた。岡山国際サーキットは快晴となった予選時と比較すると、山間部から雲がのぞいている。

 フロントロウに並んだのは、予選トップタイムを叩き出した#1清水康弘と、若手ドライバーオーディションを勝ち抜いた#10安岡秀徒。#10安岡がフォーメーションラップ直前まで熱心にエンジニアと話し続ける一方、#1清水はドアを閉めひとり静かにスタートを待つ。

 フォーメーションラップを終えた12台のマシンは、グリーンシグナルの点灯と共に一斉にスタート。世界で最も華やかなワンメイクレースが華々しく幕を開けた。絶妙なスタートでホールショットを奪ったのは、ポールポジションの#1清水。#10安岡、#5高見沢一吉とオーダー通りに1コーナーへとなだれ込む中、予選6番手からスタートした#6小林賢二が5位にポジションを上げた。

「スタートを決めて、最初の数ラップをプッシュする」と語っていた#1清水は、その言葉通り3周目にこの日のファステストラップとなった1'33.940を叩き出し、後続を引き離しにかかる。なんとか#1清水のペースについて行きたい#10安岡だが、毎周コンマ3〜5秒ずつジリジリ引き離されてしまう。トップ2人が1分34秒台でラップし、レースが膠着状態に入るなか、ひとり気を吐いたのが#6小林だった。6周目に4位を走行する#47福原稔をパスすると、さらにペースアップし3位の#5高見沢を射程圏内に捕らえる。

 ふたりのバトルはコンマ差で続く。執拗に後方からプッシュする#6小林だが、いぶし銀の走りを見せる#5高見沢も付け入る隙を与えない。そして最終ラップ、2コーナーで僅かに開いたインを#6小林が突く。サイドバイサイドでコーナーに進入した2台の911GT3カップは、フェンダー同士が接触。幸いマシンにダメージはなく、#6小林を0.252秒差で抑えきった#5高見沢が自身初となる3位表彰台を手にした。

 レース後半も危なげない走りでラップを重ねた#1清水が、2位以下に大差をつけてシリーズ開幕戦を制した。「圧勝に見えるかもしれないけれど、ミラーの見える位置に安岡選手がいたから、レース中はまったく気が抜けなかった」と振り返るが、そのスピードは別格だった。#1清水はレース中唯一の1分32秒台に入るベストラップも叩き出し、翌日に行なわれる第2戦でもポールポジションを決めている。初のPCCJで2位に入った#10安岡は、「思ったよりも離されてしまった。やるべき事は分かってきたから、明日は行けると思う。2ポイント差の2位だし、今回は及第点です」と笑顔を見せた。

 クラスBトップは#48大久保仁(B)。予選からひとつ順位を上げて総合7位でフィニッシュした。「クラスAを追いかけたけれど、厳しいレースになりました。やっぱり、ニューマシンのスピードは凄い。明日、もう一度頑張ります」と、第2戦でさらに上のポジションを狙う。

 ディフェンディングチャンピオンの清水が圧倒的な強さでレースを支配した開幕戦。4月4日10時30分にスタートする、第2戦のスターティンググリットは、レース中のベストラップによってを決まる。1位#1清水、2位#10安岡、そして3位には最もサーキットを湧かせた男、#6小林が入った。「明日も魅せるレースをしたい。もっと上を狙って行きますよ」と第2戦に向けて目標を語った。

■第1戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t1\t清水 康弘\tA\tART TASTE CUP\t23'42.515
2\t10\t安岡 秀徒\tA\tGARMIN PORSCHE\t9.096
3\t5\t高見沢 一吉\tA\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t31.583
4\t9\t小林 賢二\tA\tKDRこばやし歯科GT3Cup\t31.835
5\t4\t林 久盛\tA\tTomeiSports GT3\t36.694
6\t47\t福原 稔\tA\tRIRE RACING\t44.990
7\t48\t大久保 仁\tB\tRIRE RACING\t52.172
8\t3\t江本 玄\tA\tアキラレーシング GT3\t55.995
9\t7\t海宝 善昭\tA\tアーテック タカラ樹脂 GT3\t1'00.081
10\t16\t横幕 ゆぅ\tA\tゆぅ ディレクション DRP\t1'17.884
11\t15\t神取 彦一郎\tB\tパワーステーション サムライ\t1'25.645
12\t36\tWappaya\tA\tわっぱや ディレクション DRP\t1Lap


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