ルノーF1チームは、7日、ロバート・クビカと2010年からの契約を結んだことを発表した。現在リードドライバーを務めるフェルナンド・アロンソは来季フェラーリに移籍することが決定しており、クビカはその後任を務めることになる。
現在BMWザウバーに所属する24歳のクビカは、昨年カナダGPで初優勝を挙げ、タイトルを争うなど、若手実力派ドライバー。今季末でBMWがF1から撤退するとあって、クビカの動向は注目を集めており、トヨタチームも来季に向けクビカに強い関心を示していたが、ルノーチームが争奪戦を制する結果となった。
この発表に際し、ルノーのチームプリンシパル、ボブ・ベルは、デビュー以来高く評価していたクビカを獲得することができて喜ばしいと述べ、クビカは昔からかかわりの深いルノーチームと共に、来年はワールドタイトルを狙いたいと意気込んでいる。