来季からF1に参戦するアメリカのUSF1チームが、コンポジット企業であるアドバンスド・コンポジット・グループとのサプライヤー契約を発表した。
アドバンスド・コンポジット・グループは、ケン・アンダーソンとピーター・ウインザーが率いるアメリカンチームとの長期的な契約に同意した。
「2010年型マシンのデザインおよび製造の技術的パートナーとしてACGを発表することができ、USF1は大変うれしく思っている」とアンダーソンはコメント。
「USF1は、アメリカのチームとして40年以上も果たされていないF1マシンの設計・製造という大きなチャレンジに直面している。ACGが持つコンポジットに関する専門知識は我々の2010年シーズン、またはそれ以降に対する目標と期待を達成するために非常に重要となるだろう」
ACGはこのカテゴリーで多くの経験を有し、長年に渡ってモータースポーツ産業の最前線に位置してきた。
「現在、F1は刺激的な変化の時にある。これによって新しいチームがグリッドに並ぶ機会を与えられた」と語るのはACGのエイドリアン・ポッツ代表。「USF1は唯一のアメリカからのエントリーだ。我々はタルサの施設から彼らを支援できることを誇りに感じている。新しいチームはこの産業で最良のサポートとサービスを受ける契約を結んだと確信しており、我々としても自分たちに対する彼らの信頼が正しかったことを証明したいと思っている」
来季参戦に向けチームの準備が整う一方、USF1は未だひとりのドライバーも発表していない唯一のチームでとなっている。現在その候補にはジョナサン・サマートン、ホセ・マリア・ロペス、またジャック・ビルヌーブの名前もウワサに上っている。