NASCARのチーム共同オーナーで、F1参戦の申請を行っているジーン・ハースが、2015年のF1参戦権を得られるかどうかの決定はあと2週間ほどでなされるだろうと述べた。
昨年12月、FIAは、「2015年あるいは2016年初めから2020年まで競争力あるレベルで参戦するチーム」を募集すると発表した。
関心がある者は今年の1月3日までにFIAに正式に意志を伝え、本格的な申請を2014年2月10日までに行わなければならず、2月28日に決定が下される予定とされていた。
NASCARに参戦するスチュワート-ハース・レーシングの共同オーナーであるジーン・ハースは、以前レッドブルおよびジャガーでテクニカルディレクターを務めたギュンター・シュタイナーと共にF1プロジェクトに取り組んでおり、「ハース・レーシング・ディベロップメンツ」という暫定名称でFIAに申請を行ったと1月に発表した。
決定は遅れているが、ハースとルーマニア企業からの支援を受けたプロジェクトがエントリー枠を争っているとみられている。ルーマニア企業のプロジェクトにはHRTのボスを務めたコリン・コレスが関わっているといわれている。
FIAから財政的に長期にわたってF1に参戦することが可能であると判断された場合には、両者ともがエントリーを許される可能性もある。逆にFIAがふさわしいチームがないと判断した場合には、チームの追加は行われない。
週末にハースは、FIAとの話し合いは順調に進んでいると述べ、チームの選考は遅れているものの、近いうちに決定がなされるだろうと述べた。
「彼ら(FIA)は(先週)金曜日には決断を下す予定だったが、金曜に連絡があり、まだ決定の過程にあり、決断が下されるのは先になると言われた」とハース。
「正確な日程は知らされていないが、1週間か2週間、あるいはもっと先になるかもしれない」
「他の人々と話して知ったのだが、こういうことは珍しいことではないという。納得いく結論が出るまでは、彼らは決断を下さない」
ハースは、FIAは新チームが確実に成功を収めることを望んでおり、厳しい選考を行っていると述べた。
一番最近にFIAと会合を持ったのは、先週だったということだ。
「1時間半の会合の中で、どのように活動するつもりか、どのように資金を調達するつもりか、ロジスティクスはどうするつもりか、といったようにたくさんの質問をされた」をハースは明かした。