2015年7月に公開されたF1のドキュメントムービー『ウィークエンド・チャンピオン ~モンテカルロ 1971~』のDVDが、ユーロピクチャーズより12月18日に発売されることになった。また高画質のブルーレイ版も同時に発売される。
この映画は、3度のドライバーズチャンピオンに輝いたイギリス人ドライバーのジャッキー・スチュワートと、モータースポーツの大ファンで多くのF1ドライバーとも交流がある映画監督ロマン・ポランスキーが、1971年に開催されたモナコGPの週末を共に過ごしたことがきっかけで生まれたドキュメントムービー。インターネットも無くテレビ中継さえ行われていなかった時代に開催されたモナコGPの貴重な映像が記録されている。
映像では、スチュワートが挑んだモナコGPにポランスキーが密着し、輝きに満ち溢れた当時の雰囲気はもちろん、フェラーリ、ロータス、マクラーレン、ティレルなどのF1マシンたちがモンテカルロ市街地コースを駆け抜ける姿が映し出されている。そのほかにも、悲劇的なアクシデントが多く、生と死が隣り合わせだったレースに挑むスチュワートの心境も映像で語られている。
そんな映画の中で注目していただきたいのが、スチュワート駆るティレル003のオンボード映像だ。オンボード映像は当時としては珍しく、1971年のモンテカルロ市街地コースの走行風景やティレル003に搭載されたフォード・コスワースDFVエンジン独特のエンジン音を映像を通して感じることができる。また、40年後に再会したスチュワートとポランスキーがモナコのコースを回りながら当時を振り返える対談シーンも必見である。
価格は、DVD版が3,500円(税抜き)、ブルーレイ版が4,800円(税抜き)。DVD/ブルーレイともに、当時のF1を知るファンにはもちろん、F1の歴史を学ぶ上でも貴重な映画となっている。商品の詳細や購入方法についてはユーロピクチャーズ公式サイト(http://weekendofachampion.euro-p.info/index.html)を参照していただきたい。