トロロッソのシートを失ったハイミ・アルグエルスアリが、メルセデスGPの公式リザーブドライバーに就任すると報じられている。
スペインの日刊紙ASの報道としてYallaF1が伝えるところによれば、スペイン人ドライバーのアルグエルスアリをドライバープログラムから排除しようとしているレッドブルに対し、アブダビの国際石油投資会社IPICが不満を抱いているという。
IPICは、昨シーズンにトロロッソをスポンサードしていたスペインの石油会社Cepsaの株式を取得している。
レポートによれば、アルグエルスアリは「同社の国際展開のイメージを担っている」とされており、さらに同社も投資グループのAabarを介し、メルセデスGPの重要な株主およびスポンサーとしてF1に関与しているという。
AS紙は、アブダビとの結びつきにより、アルグエルスアリが今シーズンはミハエル・シューマッハーとニコ・ロズベルグと並んでチームの公式リザーブドライバーを務めるだろうと報じた。
またレポートには、メルセデスのタイトルスポンサーであるペトロナスがチームに留まるというウワサにおいて、アブダビをバックに持つアルグエルスアリの存在が重要になるのではないかと付け加えている。
マレーシアの石油会社ペトロナスは、最近、MotoGPに参戦するヤマハのスポンサーから撤退した。