最終戦アブダビGPの後に開催されるF1若手ドライバーテストに参加するドライバーたちの名前が明らかになってきた。
F1各チームは、アブダビGPの直後に合同テストを行い、若手あるいはF1レース未経験のドライバーを走らせる予定となっており、現在予想される各チームのラインナップをMotorsport.comがまとめている。
Auto Motor und Sportによると、マクラーレンは29歳のテストドライバー、ゲイリー・パフェットとGP2ドライバーのオリバー・ターベイを走らせるようだ。
フォース・インディアは、リザーブドライバーで2011年にレースドライバーに昇格する可能性がささやかれているポール・ディ・レスタを起用する。
フェラーリからは、チームの若手ドライバープログラムのメンバーでGP2ドライバー、ジュール・ビアンキが参加する。21歳のビアンキのマネジメントを手がけるのは、フェリペ・マッサのマネージャーで、FIA会長ジャン・トッドの息子、ニコラ・トッドだ。
ザウバーは、2011年のレースドライバー契約を結んだルーキーのセルジオ・ペレスと新テストドライバーのエステバン・グティエレスを走らせる。
レッドブル・レーシングはリザーブドライバーのダニエル・リチャルド、トロロッソはレッドブルがサポートするジャン-エリック・ベルニュを起用。
ルノーは、1日はワールドシリーズのチャンピオン、ミカイル・アレシンを走らせ、もう1日に関してはルノーのオーナー、ジニーが、傘下のグラビティがマネジメントを担当するドライバー、たとえばホー-ピン・タンなどをつれてきたい意向だといわれている。
ウイリアムズは、F2の新チャンピオン、ディーン・ストーンマンを1日走らせるが、もう1日は誰を乗せるのかまだ決定していないという。リザーブドライバーのバルテッリ・ボッタスが候補のひとりとみられている。
ヴァージンは、現在金曜プラクティスで走行しているジェローム・ダンブロシオとテストドライバーのルイス・ラジアを起用する。
ロータスはふたりのドライバーをつれてくる予定だが、まだ誰を走らせるかは明らかになっていない。Auto Motor und Sportは、このテストで起用されたドライバーのひとりが2011年のテストドライバーに採用され、もうひとりはお金を払ってテストに参加するのではと報じている。
HRTとメルセデスに関しては今のところ不明だ。メルセデス・モータースポーツ・バイスプレジデントのノルベルト・ハウグは、「メルセデスの(ドライバー育成)プランのメンバーからひとり連れてきたい」と述べている。