アメリカンチームのUSF1が、先日ファクトリーの全スタッフに解雇を言い渡し、その活動を停止した。
USF1は、2010年の新規参戦チームに選ばれながら、予算の過小評価などが原因でチームの参戦体制が整わず、開幕戦のグリッドに並ぶことができなかった。その結果、シャーロット本部のスタッフはこれまで無給の休暇状態に置かれていた。
こうしたなか、地元ローカル紙のシャーロット・ビジネス・ジャーナルが、“Formula One race team closes shop(F1チームが拠点を閉鎖)”との見出しを先日掲載し、チームの共同創設者であるケン・アンダーソンがスタッフに恒久的な解雇通告をメールで行ったと報じている。
アンダーソンはその中で、深刻な経済状況と資金的な困難を理由に挙げている一方で、今後もし必要なスポンサーシップと支援が得られれば、2011年の新規参戦に向けて彼らを再雇用する用意があるとも述べている。
しかし、現在は解雇を受けたスタッフのうち少なくとも9名がノースカロライナの労働局に対し、賃金の未払いについての告訴をしているという。