2010年F1第12戦ハンガリーGPの金曜プラクティスを終えたトロロッソのハイミ・アルグエルスアリが、マシンのアップグレードによってペースは向上していると語った。
■スクーデリア・トロロッソ
セバスチャン・ブエミ フリー走行1=16位/2=17位
今日はプログラムに従って忙しく作業に取り組んだ。さまざまなパーツを評価して、2回目のセッションではハイミが引き続き新パーツで走行し、僕は前のコンポーネントに戻して、比較を行った。これから収集した走行データを慎重に分析する必要がある。現時点では新パーツがどれほどの進化をもたらしているのか判断するのは難しい。テクニカルな問題は出なかったので両セッションともトラブルフリーで走行できた。このため、タイヤについてかなりしっかりと理解することができた。このコースでの初日はいつも同じで、路面が汚れているために、タイヤから十分なグリップが得られないことが問題になる。そのため最初は僕らもちょっと苦戦したが、午後になってオプションタイヤを装着するとグリップレベルはかなり改善された。でも、明日に向けてリヤエンドのグリップを改善させる必要がある。
ハイミ・アルグエルスアリ フリー走行1=17位/2=15位
有意義な1日だった。たくさんのエレメントをテストできたし、それによって分析すべき多くのデータを収集できた。今日はいくつかの新しいコンポーネントの評価テストをしていたので、クルマのセットアップとバランスについては明日の午前中にはさらに進歩すると期待している。いいロングランもでき、日曜日のレースにうまく活用できるだろう。ペースに関しては、現時点ではアップグレードによってよくなっていると思うので、予選のパフォーマンス向上につながることを望むよ。トラクションとブレーキングはとてもいい感じだが、いま僕が一番苦戦しているのはコーナー中盤なんだ。ソフト側のタイヤを装着してロングラン走行中に、フロントタイヤにグレイニングが出てしまった。この問題がレースにどのように影響してくるのか考える必要があるね。