3日、今年で開場50周年を迎えた鈴鹿サーキットを舞台に「50周年ファン感謝デー」が行われ、多くのファンが豪華なイベントの数々を楽しんだ。
この日は過去のF1マシンをはじめ、スーパーGTやフォーミュラ・ニッポン、2輪のGPマシンなど、日本のモータースポーツの50年を振り返るイベントが多数開催。今回は、豪華なドライバーが多数出場することもあって、スタンドは3万人ものレースファンで埋め尽くされた。
4輪は、スーパーGTのテスト走行やトワイライトデモ走行のほか、フォーミュラ・ニッポン、D1マシンなどがデモ走行を実施。F1夢の競演と題した中嶋悟vs星野一義、さらに、F1レジェンドデモランでは佐藤琢磨がマクラーレンMP4/5、ジャン・アレジがロータス101、鈴木亜久里がラルースLC90、中野信治がミナルディM192をドライブした。
「とても多くのお客さんが来てくれて、すごく素敵な気分です」と琢磨が語れば、中野は「今日はたくさんのお客さんが来ていて、F1参戦当時の事を思い出します」とコメント。亜久里も、「久しぶりの12気筒エンジンの音、すごくいいね。ワクワクする。僕も楽しみます」と言ってマシンに乗り込んだ。
また久々に鈴鹿に帰ってきたアレジは、「僕のF1最後のレースはここだった。また帰ってきてF1マシンをドライブできるのは本当にうれしい。今日は楽しく走りたいと思う」と語り、走行ではレースさながらのバトルシーンを見せ、会場に詰めかけたファンから大きな拍手を受けていた。
4日のファン感謝デーもイベントは盛りだくさんで、引き続きF1レジェンドデモランや中嶋悟vs星野一義の再戦。加えてフォーミュラ・ニッポンのテスト走行と佐藤琢磨が出場するデモンストレーションレース“ラウンド0”も行われる。