最初のF1合同テストを終えたフェルナンド・アロンソは、フェラーリは昨年苦しんだタイヤのウォームアップの問題を解決できたと感じていると述べた。
タイトル奪還という長年の目標を達成するため、フェラーリは今季マシンF2012に対して非常にアグレッシブなアプローチをし、デザインを一新した。
そのためチームは非常に多くのテスト項目をこなし、データ収集をしなければならず、最初の3日間はタイムシートの下位に沈んだ。最終日の4日目にトップタイムを出したアロンソは、フェラーリは膨大な量のテストをこなしているところだと述べた。
「このマシンはすべてが新しい。昨年型から引き継がれたパーツはほとんどない。これまでとは異なる哲学から生まれた新しいアイデアがたくさん盛り込まれているんだ」と最終日の走行を終えたアロンソは語った。
「たとえばパワステだ。新しいパワステが採用されたので、この数日多くのテストを行ってきた。今日初めてこれがもたらしてくれる効果が見え始めた。繰り返しになるけれど、僕らにはやるべき仕事が多い。でもそれを恐れてはいない」
一方アロンソは、ピレリの新しいタイヤでテストした結果、フェラーリは去年苦労したタイヤのウォームアップの問題を解決できたように感じると述べている。
「ここまで僕が見てきたなかでこのマシンのいいところは、タイヤのウォームアップだ」
「1周目で最大のポテンシャルを引き出せるようだ。去年はそれができなかった」
「これから改善しなければならないのは空力と信頼性だ。昨日と今日を通して僕らはあまり走ることができなかった」
アロンソは2日間ともにトラブルに見舞われ、トップタイムをマークした最終日にも39周しか走行していない。