フェルナンド・アロンソは、フェラーリは来年こそトップに立つため、2012年型マシンにはこれまでよりもアグレッシブなアプローチをとっており、チームは自信に満ちていると語った。
フェラーリは2010年にタイトルをわずかの差で逃し、2011年にはレッドブル・レーシングに戦いを挑むことができないまま終わった。2012年こそタイトルを獲るため、フェラーリは技術陣営の再編成を行い、マシンデザインのアプローチを変更した。
「この時期は誰もが楽観的に考えがちだが、実際にシーズンがスタートしてみないと、自分たちの本当のポジションを確認することはできない」とアロンソがコメントしたとITVが報じた。
「でもマラネロにいい雰囲気が漂っており、自信に満ちているというのは事実だ。僕らはここしばらく勝利から遠ざかっている。再び勝利を味わいたい」
アロンソは、2012年型マシンにはフェラーリが行った変革の影響が表れていると語った。
「春にチームの技術陣営において重要な変更を行い、新しいアプローチをとるようになった。新車のデザインには以前ほど保守的でないアプローチをとっている」
「2012年型マシンのベースとなる哲学は、2011年のそれとは全く異なっている。特にサスペンションや空力といった主要なエリアでそれが顕著だ」
アロンソは、組織再編や新たなアプローチがいい結果を生まなかった場合、フェラーリは激しく非難されるだろうと認めたが、それは世界で最も有名なレーシングチームであるフェラーリには避けられないことであると語った。
「フェラーリには勝利への期待という重圧がかかっている。勝利を達成できなければ、冬の間にメディアは、どうすれば成功できるのか、その理由について多くの紙面を割くし、読者はそういう記事しか読めなくなる。それは承知している」
「でもそれはフェラーリが他のチームとは違った存在だから起こることなんだ」